Homeへ
木登り−伐採
隣家に越境した枝を払う仕事です。
これは樹齢40年、30mのメタセコイヤ。
真っ直ぐで枝ぶりも美しい木登りに最適の木です。
登らせてもらえるだけで幸せです。

越境部分だけをカットして樹形を壊すのも...?
美しい木なので、バランスを考えながら、整えて行きましょう。

最初はロープを枝に掛け、シングル
ロープクライミングのテクニックで登ります。
いろんな登り方がありますが、この木の場合枝がしっかりしているので、できるだけ上部の枝の根元にロープを引っ掛けて、シングルロープで登ります。

最初に強いタコ糸のようなもので、うまく枝に引っ掛けたら、ロープにつなぎ替え一方は木の根元で固定します。
パチンコで打ち上げたり、重りを付けた紐をくるくる回してほうり投げるのも良い方法です。
ダブルロープ?
ある程度枝の多い場所まで登ると、ダブルロープテクニックと言う方法で枝にロープを掛けながら登る方法もありますが、私達はあまり使いません。

多くの場合、2本の適当な長さのロープと調節型ランヤードを交互に使い、安全を確保しながら登ります。枝とよく擦れる部分には、ホースで補強しています。アブミやスリングもうまく使うと効率的に登れます。
樹上で安全作業
単に木に登れるだけではプロとは言えません。
「安全に作業ができる事」が重要です。

調節型ランヤードで、ガッチリ体を固定し、さらに別の支点からもバックアップを取ります。必ず2箇所以上から確保するのが原則です。

20mでも超安定
この木はバランスが良いので、20mあたりまで登っても全く揺れません。






切った枝は、チェーンソーで細かくそろえます。
最近は、薪ストーブが人気なので、切った枝を捨てる事はありません。よく乾燥させて有効利用しましょう。