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護岸防災調査
近年の異常気象のせいか、頻繁に起きる落石・がけ崩れ。
山間部の河川脇の道路の陥没も多くあります。
危険箇所を事前に調査し、補修する事は、大変重要な仕事です。
普段、何気なく通っている道路でも、その脇にある崖下の河川調査を
して見ると、多くの危険が待っている事が判ってきます。
小さな湧水箇所も大きな崩壊の予兆なのかも知れません....。

防災専門技術者の方をサポートしながら、危険箇所の調査も行っています。
要注意箇所の写真やビデオ撮影・図面作成・発見した場所へのガイド等、
レスキューテクニックを駆使してサポートいたします。
上は蔦、下は垂直岩壁!
最も危険なのは、川面への下りです。
通常、道路わきには樹木や蔦が生えているので、歩いて川面へ行けそうに見えるのですが・・・・・

突然、藪のなかから垂直の岩壁が・・・なんてよくあります。
川をなめてはいけません。

まずは慎重にロープで降下します。
フリークライミング?
フリークライマーやボルダーが喜びそうな岩壁もいたるところにあるのですが....

仕事の場合は、全く頭のスイッチが切り替わります。
スポーツクライミングでは、おいしいクラックやチムニー・オーバーハングもいたるところにありますが、防災点検では、単なる「危険箇所」と判定される場所も多くあります。摂理の方向や亀裂の方向・大きな意味では断層の状態も考慮にいてれた総合的な判断が必要です。

...とは言え、現場ではクライミングの経験や技術がフルに活用できるのでやりがいのある仕事となります。



発見!!・・・洗掘(センクツ)
文字通り川にわれて、土砂が流出しれた箇所です。

多くは、護岸ブロックの下にあるコンクリートの基礎の下です。
1m程度の、ちょっとしたコンクリートの通路のようになっている場所の裏ですが、放置しておくと、完全に下が掘られて落下してしまいます。

連鎖的に護岸ブロックの崩壊→堤防の決壊と続きます。


何も無いほうが良いのですが、調査に入った立場から言えば、こんな場所を見つけると発見の喜びなのか「少しうれしい...」気持ちになります。

はやくなおしましょう!!
渓谷美
普段意識もしないような川の中なんですが、こんな渓谷美にで合うとほっとします。

岩壁の状況からみてのとおり、ハイキング程度の装備では降りる事ができないような所ばかりです。

排水口
道路下ををくぐらせ、谷水を川に流す排水口は、いたるところにありますが、殆ど痛んでいます。
出ました!!!...スズメバチの巣
山岳系の仕事で一番気をつけなければならないのが、これ!
近くにある鉄橋の橋脚に発見!

岩壁のオーバーハング部等でもよく見かけます。
オオスズメバチなんかは、土の中に巣を作るらしいので、どうしようもありません。そおっ〜と離れるしかありません。

殺虫剤だけはいつも携行していますが、はたして.....??