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住宅地の[針葉樹]伐採−ポールクライミング工法
よりによって庭の隅、メイン道路の角に15mの杉。

ホテルのお客さま用のメイン道路のため、重機作業で道を止めるわけにもいかず..
電線に囲まれ、真下に外灯・電撃防虫器があるので、高所作業車も使えません。

上から切っても、落とせない......

こんな時は

ポールクライミング工法

木に沿って15mの伸縮アルミポールを設置し、
上から少しずつカットして、滑車で降ろします。
ベースは最も重要。水平に!
ポールのベースは重要です。
とにかく水平な地盤にきっちり設置します。
少しでもゆがんでいると、変な力がかかってしまいます。

中間部は単管パイプ・上部は強力ベルトで木に固定します。


夜間作業
そろそろ花粉が舞い始める時期。
昼間に派手にやると、苦情がきそうなので、夜間作業になりました。あくまでも静かに・・・目立たないように!

下部の枝はできるだけ手鋸で落としておきます。

上部は細いので、手でもカット可能ですが、チェーンソーが必要な場合は音の静かな電動チェーンソーでカットします。

樹上作業では、on/offの簡単な電動をメインに使います。
エンジンチェーンソーはうるさすぎて夜間作業では使えません。
うまくカット
音も無く、うまくカットできました。
後は、ポールにセットした滑車で降ろすだけです。
外灯を壊さないようにゆっくり降ろします。
ロープで降ろすので、ほとんど音はしません。


メインの幹もこのポールで1〜2m程度にカットしながらゆっくり降ろすので、狭い庭でも他のものを傷つけず安全な作業が可能になりました。100kg程度なら、1人でも簡単に降ろせます。
無事終了
下から見ているのとは違い、上部の枝は意外に大きいものです。このままではかさばるので、すぐに幹と小枝を切り離します。