トラックへの積み込み方 こんなことも講習の一部です。 知っている人も知らない人も、ここでは基本からしっかり整理して覚えます。 積荷の結束方法でも多くの方法があります。 一般的にトラッカーズヒッチと言っても多くの方法があり、重量物・軟らかいもの・硬いもので方法も異なります。 チーム全員が同じ手順で統一したロープワークを行う事が 安全につながります。
	端末結束法 アンカーボルトや電柱、鋼材や単管パイプ等、現場ではあらゆるものからアンカーを取る必要に迫られます。 しっかり緩まない方法や、ほどきやすさを優先する方法等、状況によって使い分ける必要があるので、基本は大切です。 クライミング系の結束方法ばかりでなく、実際の建築現場で使用すると便利な必殺技も講習します。
	とにかくやってみる
	本来、バリケード用のトラロープは強度が無いので荷作りや荷揚げに使用できませんが、今回は個人用のロープワーク練習用として使用しました。１人４ｍずつ用意しました。 （要するに、安いので．．．） つるつるして結びにくいのが、逆に良い練習になるようです。 みんな真剣です。何度も何度もやらないと身につきません。
	斜面感覚 単なる安全確保用ではなく、斜面で体制を保持する感覚を実際に体験してもらいます。 ＳＴＯＰ・シャント・アッセンション等、どのように動作するか確認してもらいます。
	倍力訓練
	トラッカーズヒッチが３倍力だと思って使用している人は意外に少ないようです。 ロープクランプやプーリーを組み合わせ３倍力や５倍力で重量物の引き上げシミュレーションを行ってもらいました。 ２人で大人１人を引き上げできたでしょうか・・？
	実際の１１ｍｍスタティックロープの取り扱い方法や出し入れも練習します。最初は意外に大変です。 マニュアルにも細かく説明してあるので、忘れても心配ありません。
倍力システムやトラッカーズヒッチも丁寧に記載しています。１倍から１２倍力まで、多くのバリエーションも記載しています。	現場で使える結束方法を中心に、ロープアクセス技術を図解入りで５０ページ以上解説しています。